いらないモノを捨てるバカ①

オールアバウトの公認ガイドということでネットオークションについてけっこう記事を書いています。オークション歴は11年っくらいあって、不要品を売ったりしてきました。なので、いらないモノを捨ててしまうことに関しては、けっこう敏感だと思います。そんなこともあって、「いらないモノを捨てるバカ」と題して何回かにわけて書いてみたいと思ってます。

家賃の20%はいらないモノのために払ってる

家の中を見渡すと、「ああ、使ってないな」と思うモノがけっこうあると思います。どうやら、家の中にあるモノの2割は不要品のようで、つまり家賃の2割、空間の2割はいらないモノのために使っているそうです。(ヤフオク!調べ  http://reuse.yahoo.co.jp/archives/reuse_data_01.html

 

もちろん、この数字には個人差があるので、すっきりした空間の中で生活している人もいれば、いやいや半分はいらないモノですよ、なんて妙に胸を張って言える人もいるはず。でも、基本的に家の中には不要品があるということは、間違いなく言えると思います。そうなると、「じゃ、処分すればいいんでしょ?」という話になって、ゴミ箱に直行させることになるわけですが、私としては、「なんてもったいない」と強く感じてるし、「捨てる前に売れ」と強く言いたいです。なぜならば、不要品がお金に変わる可能性は十分にあるし、売る市場だってかなり整えられているからです。

 

特にここまでネットが身近なものになっている今、ネットを使わない手はありません。ネットなら24時間使えるし、全国、全世界に向けて情報を発信することができます。ということは、モノを売る相手は遠く北海道の人かもしれないし沖縄の人かもしれない。ここが、地域で行うフリーマーケットとの大きな違いです。つまり市場規模がとてつもなく大きいということです。

ネットで不要品を売るのとバイトは同じ

とはいっても、「売り方がわからない」「ネットが…」みたいな弱気の発言が出てくるのは必至です。これまで何人に同じことを言われてきたことか。だからこそ「捨てる」というシンプルな行為を選ぶのですが、捨てればゼロ円。場合によっては、処分料をとられてしまいます。特に邪魔になっている大きなものは、粗大ゴミになるので処分にお金がかかる。だから、ずっと捨てられないという悪循環に陥ってしまうわけです。ここまで読んで心当たりがある人もたくさんいるはず。「やっぱり処分しよう」と思っても、行動できないのは、処分した後のことを考えないからなのです。

 

モノを売るという行為には、もちろん手間がかかります。でも、お金を得るためには何らかの手間がかかるのは当然ではないでしょうか。たとえば、コンビニのアルバイトを考えてみましょう。レジをうったり商品を並べたりた対価が給料になっているわけです。その給料で何を買おうか、何をしようかと考えますよね。逆に、旅行に行くためや、欲しいモノを買うためにバイトをする人もたくさんいます。要するに、なんらかの目的があってバイトをしていわけで、だったら不要品をネットで売るときも目的を持ったらいいじゃないという話です。とってもシンプルなことなんですが、多くの人にとってはこの2つにはけっこう大きな溝があるようです。

 

次回は、目的を持つことと、私自身の体験である「追い込まれる」ってことにふれてみたいと思います。