デジタルシニアの入口は孫の写真だと思う

先日、オールアバウトで「ネットオークションにも参加!デジタルシニアに注目」という記事を書きました。実際に私の周りでもネットを使うシニアはたくさんいるし、もちろんネットオークションに興味を持っている人もいます。

記事では着物を売りたいという方のことを書いたのですが、他にもサプリメントを買いたいという人もいます。普通に買うのと比べると半額以下で買えるとのこと。なので、定期的にオークションで買っています。といっても、その方の場合には自分で落札するのではなくて、「川崎さん、そろそろお願い」という感じに連絡がくるんですが。

 

でも、大事なのはネットオークションを使うと、物を安く買うことがでたり、不要品をお金にかえることができると知っているということです。実は、これって年齢に関係なくけっこう重要なことで、お金に換算すると、将来的に大きな差が生まれると思います。たとえば、ネットオークションを使うことで、月に2万円ほど得をしているとします。そうすると年間24万円、10年で240万円もの違いが生まれるのです。もちろん金額には個人差がありますけど。

 

で、実は昨日61歳になる女性が私のところに来て、やっぱりオークションに興味津々。というか、物を売りたいとの相談がありました。でも、ネットをつなぐとか、文字を打つとか、そういうことがわからない。だから、教えてほしいという話です。もちろん、そういう相談は大歓迎ですが、それよりも簡単なネットの入口を見つけました。

 

ずばり、孫の写真です。

 

携帯を持っているので、そこに写真をたくさん保存しているのですが、出力ができないらしいのです。パソコンに保存したいというのですが、上のような壁がある。でも、かわいい孫の写真だから、どうしても保存したいし、好きなときに印刷したい。

 

なるほど。

 

この強い願望を利用しない手はありません。孫の写真をパソコンに写したり、加工したり誰かに送ったりするという目的があれば、デジタルへの参加のハードルも低くなるのではないでしょうか。その延長線上にネットオークションがあるという流れが、スムーズのような気がします。

なにせ、いきなり「ネット」というと拒否反応を起こす人が多いので、それを打開するためにも、孫を使う。これ、なかなかの方法じゃんと自画自賛です。

お年玉を早々に使いきりそうな息子の決断

子どもにとって、お正月はお年玉がもらえるとき。たぶん、これ以外、お正月の定義ってないのでは?と思います。実際に私もそうだったので、子供達を責めることはできませんが、早々にお年玉を使いきりそうってことはありませんでした。もちろん、全額を渡されるのではなくて、お年玉の中からある程度のお金を親から渡され、残りは貯金してもらってました。それは、私の子供達にも同じ。貯金にまわすのか、投資にまわすのかという違いはありますが、お年玉の中から子どもにすれば「大金」と呼べる額を渡しました。しかしながら、我が息子は、1月も半分過ぎていないというのに、ピンチに陥っているようです。

 

正月が過ぎて、いきなり3連休というスケジュールが何よりの原因。友達と颯爽と遊びに行くのはけっこうですが、他の人がバンバン買うのを見て、自分もお金を使ってしまったみたいです。

 

それに対して「ヤバい」という気持ちがあるらしく、息子は決断しました。「ポケモンカードを売る」と。

 

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小学校6年になる息子は、ポケモンを卒業して、今は遊戯王にはまっています。なので、このカードは息子にとっては不要品。しかも、お金になる可能性があるということは知っているのですが、どのタイミングで売るかは考えていたようです。が、今が売るときだと判断したわけです。

 

私というか、我が家ではモノを売るのはオークションが主になります。以前からちょこちょこと子どもの不要品を出品していたし、私がオークションの仕事をしていることもあって、オークションは生活の一部。加えて、この市場からはお金が手に入るという経験もしているので、子どもたちはお金がピンチになると、いらないものを探し出して「これ、出品して」と言ってきます。

 

子どもの頃からそんなことを…と思う人もいるでしょうけど、オークションを始めるきっかけはなんでもいいと私は思うのです。不要品を売ってお金を得るという経験をして、そしてリユースするという習慣が身に付けば。むしろ、子どものうちから、リユースについては勉強しておいた方がいいとさえ思います。モノを循環させることで、無駄にしないという基本概念は、世界共通です。リサイクルがここまで浸透したのだから、次はリユースでしょう。

 

それに、欲しいものを買うときの資金を不要品でどうにかするという発想もなかなかおもしろいと思います。親にお小遣いをねだるのではなくて、自分の机の中とか本棚をあさり、いらないと判断して売る。今現在、未成年だとオークションに参加できませんが、そこは親の役目。かわりに出品してあげましょう。そうすれば、親の財布は痛まないはずです。というわけで、これからは子どももリユースを学ぶ時代だと、ポケモンカードを持ち出した息子を見て思う母でした。

 

飛行機に乗ったら機内販売に着目

飛行機に乗ると、機内販売があります。ANAJALなどのオリジナルのグッズがあったり、あとはメーカーとのコラボ商品なんかもあります。実は、今年になってからANAを利用したのですが、やっぱりありました。コレクターがいそうなグッズが。

 

ファイヤーキングのマグです。しかもANA仕様。

 

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※画像はANAの機内販売サイトより

 

お値段は4,000円なので、普通のマグよりも高めですが、ファイヤーキングということで致し方ない。しかも、すでにオークションには出品されています。落札価格は4,000円戦後なので、大儲けにはなりませんが、ANAカードで買えば3600円になるみたいなので、400円〜500円は差額が出る計算です。

 

ちなみに、第1弾と第2弾も出品されていましたが、こちらは入手できないということで2個で1万円を超える価格になってました。ということは、第3弾も少しねかせた方がいいのかな。

 

今回私が飛行機に乗るタイミングでは、ファイヤーキングのマグが注目商品でしたが、時にスタバとのコラボもあります。これがオークションではけっこう人気商品。ANAを利用するとき、もしスタバとのコラボ商品があったら買ってみるといいかもしれません。

 

大掃除でお金を稼ぐ心得

年末ということで、大掃除の時期です。1年間溜め込んだものを引っ張りだしてみると、「これ、使わないし」なんてモノがゴロゴロあると思います。ずっと眠らせておいたら0円ですが、売ればお金になります。なので、ぜひこのタイミングで不要品を手放してほしいと思うわけです。

 

が、取材なんかをしてみて思うのは、みなさん、なかなか手放すことができないということ。「後で使うかもしれない」というのが、一番の理由です。確かに、いずれ出番が出る可能性はゼロではありませんが、そのときにはけっこう買ってしまったりしませんか?だって、使うときにはどこか奥の方にしまっているので、見つからないからです。「ああ、捨てちゃったのかな」って思って、また買うことが多い。で、必要ないタイミングで出てきたりするわけです。

 

そういうことになるので、今、売ってしまいましょう。というのが、私の自分の経験をもとにした意見。

 

なので、大掃除のときにお金を稼ぐ極意として一番最初に挙げるのは、「売る」という決断です。

 

この決断が、とても難しいというか、障害になっているのは事実です。実際、このタイミングで、私は子どものカードゲームを売りさばきました。もうこのゲームは引退して、次のゲームをしたいと言っていたからです。でも、売るまでには子どもなりに考えたし、悩んでいたようです。「後でゲームをするかも」という気持ちがあったからですね。でも、「このゲームしてるの、見た事ないじゃん」という私の一言で売る決断をしました。

 

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つまり、売るという決断には、背中を押してくれる人の存在がけっこう重要なのです。客観的になって「売りなさい」と言える人です。

 

そういう人のアドバイスと自分の決断、これさえあれば、売るという作業は簡単。売るためのノウハウは一度理解してしまえば非常に簡単だし、ルーティンワークだと気づくからです。

なので、大掃除はもちろんのこと、日常的に「売りなさい」という人を近くに置いておくと、モノをお金にかえる機会が増えていくんだろうなと思います。

 

モノマネ芸人ホリさんのTシャツの価格が上がった件

12月17日、テレビ東京の「L4you」に生出演しました。生放送は2回目ですが、なかなかおもしろい空間です。ロケは別日に行い、モノマネ芸人のホリさんのご実家に伺いました。不要品のリユースですね。

 

で、ホリさんの15周年記念のTシャツがあったので、それを渋谷のヤフOFF!に持っていったわけです。ここは、オークションがよくわからない人のために、出品代行をしてくれるリアルなショップです。査定額5000円以上という制限はつきますが、これをクリアすれば出品してもらえます。

 

ホリさんのTシャツも5000円以上の査定額となったし、その場でサインを描いたということもあって、早速出品してもらいました。17日の生放送のときに、現在価格を発表するという流れで、当日までけっこうドキドキ。果たして入札があるのかどうか、価格は?

 

生放送で発表したときには入札件数は0でしたが、その後一気に入札があって価格もどんどん上がっていきました。テレビの影響ってすごいです。

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さて、今回の放送のテーマは「リユース」。リサイクルとどう違うのかというと、リサイクルは「再資源化」なので、形が変わることが多くなります。たとえばペットボトルが洋服になったり。一方「リユース」は形を変えずにそのまま次の人に渡すというイメージ。

 

リサイクルは社会に根付いているし、けっこう多くの人が取り組んでいることですが、これからはリユースの時代になると思います。モノを捨てずに、次の人に渡していく社会です。

 

なぜそうなるのかというと、一番はお金になるから。ネットオークションやリサイクルショップを利用すれば、不要品はお金に変わる可能性が高いです。お金というのは、人のモチベーションになるので、ここはとても重要なポイントでしょう。特にこれからは大掃除のタイミングになるので、せっかく出た不要品は捨てる前にリユースしてみると、けっこうなお年玉になるかもしれませんよ。