いらないモノを捨てるバカ⑤

知人の家に行くと、部屋の中をじろじろ見てしまう私。部屋の中にモノがいっぱいあればあれほど、ワクワクして嬉しくなります。以前、80歳近くのおばあちゃん宅におじゃまする機会があったのですが、中に入ってかなりワクワク。だって、ものすごい量のモノと暮らしていたんですから。どうすればこんなにモノが増えるのか?と思うくらいモノがあるわけです。でも、ホコリが全くない家で、触りたくない汚さではない。どうも24時間換気システムを取り入れているようで、空気は澄んでいるし、クモの巣だってない。ただ、使わないと思われるモノが処狭しと置かれているだけなわけです。いつか片っ端から売りましょうと言っているのですが、その時はまだきていません。

 

私が家の中にあるモノを見てワクワクするのはどうしてかなと考えると、オークションで売るという楽しみがあることがひとつ。入札があったときの「やった」という気持ちは、11年前と同じです。それと、よくよく考えてみた結果自分なりに思ったのは、私はモノをお金として見てるということです。これ、オークションで2000円くらいになるだろうな、って感じに。

 

だから、モノを捨てるということは、私にとってはお金を捨てることに等しくて、だからいらないモノを捨てるなんてもったいないって強く感じているのでしょう。あるいは、今回のブログのタイトルのように「いらないモノをすてるバカ」と。お金を捨てるなんてバカに違いないというのと同じ意味合いだからです。

 

お金は誰にとっても大切なものに違いなくて、それは私も同じです。11年前に1円もお金が入らない経験をしたことでオークションを始めて、とにかく無我夢中だった時のことを思い出すと、「ああ、あの頃が一番ハングリーだったな」と思います。もちろん、同じ状況になることはオススメしませんが、いらないモノを売るってことはして欲しいと思います。で、そのお金で欲しいモノを買ったり、行きたい場所に行ってほしいです。結局、いらないモノは、自分の願望を叶えるツールになりえるってことですよ。