お年玉を早々に使いきりそうな息子の決断

子どもにとって、お正月はお年玉がもらえるとき。たぶん、これ以外、お正月の定義ってないのでは?と思います。実際に私もそうだったので、子供達を責めることはできませんが、早々にお年玉を使いきりそうってことはありませんでした。もちろん、全額を渡されるのではなくて、お年玉の中からある程度のお金を親から渡され、残りは貯金してもらってました。それは、私の子供達にも同じ。貯金にまわすのか、投資にまわすのかという違いはありますが、お年玉の中から子どもにすれば「大金」と呼べる額を渡しました。しかしながら、我が息子は、1月も半分過ぎていないというのに、ピンチに陥っているようです。

 

正月が過ぎて、いきなり3連休というスケジュールが何よりの原因。友達と颯爽と遊びに行くのはけっこうですが、他の人がバンバン買うのを見て、自分もお金を使ってしまったみたいです。

 

それに対して「ヤバい」という気持ちがあるらしく、息子は決断しました。「ポケモンカードを売る」と。

 

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小学校6年になる息子は、ポケモンを卒業して、今は遊戯王にはまっています。なので、このカードは息子にとっては不要品。しかも、お金になる可能性があるということは知っているのですが、どのタイミングで売るかは考えていたようです。が、今が売るときだと判断したわけです。

 

私というか、我が家ではモノを売るのはオークションが主になります。以前からちょこちょこと子どもの不要品を出品していたし、私がオークションの仕事をしていることもあって、オークションは生活の一部。加えて、この市場からはお金が手に入るという経験もしているので、子どもたちはお金がピンチになると、いらないものを探し出して「これ、出品して」と言ってきます。

 

子どもの頃からそんなことを…と思う人もいるでしょうけど、オークションを始めるきっかけはなんでもいいと私は思うのです。不要品を売ってお金を得るという経験をして、そしてリユースするという習慣が身に付けば。むしろ、子どものうちから、リユースについては勉強しておいた方がいいとさえ思います。モノを循環させることで、無駄にしないという基本概念は、世界共通です。リサイクルがここまで浸透したのだから、次はリユースでしょう。

 

それに、欲しいものを買うときの資金を不要品でどうにかするという発想もなかなかおもしろいと思います。親にお小遣いをねだるのではなくて、自分の机の中とか本棚をあさり、いらないと判断して売る。今現在、未成年だとオークションに参加できませんが、そこは親の役目。かわりに出品してあげましょう。そうすれば、親の財布は痛まないはずです。というわけで、これからは子どももリユースを学ぶ時代だと、ポケモンカードを持ち出した息子を見て思う母でした。